2014年9月7日日曜日

新学期の顔ぶれ

また新学期がやって来ました。
さぼりまくったブログも再開の時。
母親業をしていると、バカンス中ほど忙しいものはなく、
子どもたちが学校に(そして夫が仕事に)行ってくれると、はじめて息がつけるのです。
と言い訳はそこまでにして、本題に。

 今年は学校の初日を待たずして、息子には次々に友だちの転校のニュースが舞い込みました。
ジャン君は私立のサン・ピエール=サン・ジャンに。ラファエル君は引っ越して、同じ公立とはいえ学区の違うパストゥールへ。ルイ君は寄宿舎のある学校に。

仲良しが三人も一挙にいなくなると知った息子の目には涙が。

この子は、友だちと一緒にいたくて、私の勧めた、日本語の勉強できるラ・フォンテーヌ校に絶対に行かないと頑張った子なので、なんとも不憫。
うちの子たちの通う公立中学アンドレ・モーロワは、このあたりでは一番、評判の悪い公立校です。とはいっても、荒れている地域ではないので、学習に障碍が起こるようなことはないのですが、
公立校というのは、先生が休んでしまった場合に、代わりがなかなか来ないという問題があって、これはたしかに困ります。

というのは、公立校は先生の不在が2週間以上でないと、代わりを探せないという決まりがあるのだそうで、最初から2週間と分かっていればいいけれど、そうでないとダラダラいつまでも代わりが決まらないのです。
そんなわけで、去年も1ヶ月も先生が不在で、なかなかフランス語の授業が始まらなかったりということがあり、頭に来たジャン君のお母さんは、子どもを私立に移したようです。

ルイ君が寄宿学校に行ってしまったのは驚きでした。寄宿舎というのは、成績が悪かったり、素行が悪かったりする子どもの救済所というような感じで機能している面がありますが、息子の友だちのルイ君はそんなことはなかった模様。なにか家庭の事情があるようです。また、寄宿学校には、自分から行きたいと言い出す子どももいますが、彼は行きたくなかったのに可哀相だと息子が言っていました。
ラファエル君の行った公立校は、同じヌイイの中でも公立としては一番のエリート校。越境してでも行かせたがる親御さんもあるくらいですから、ラファエル君はせっかく引っ越したのだし、この機会に転校してしまった、というわけです。

そんなわけで可哀相な息子でしたが、新学期初日には満面に笑みをたたえて帰ってきました。
― マテオと同じクラス。先生もいい。

案の定、かなりの生徒が流出したらしくクラス数がひとつ減りました。名簿には名前のあるアドリアン君も欠席。学年トップで表彰されたアドリアン君、近所の名門私立校に転校したようです。
クラス数が減った分、一クラスの人数は増えて、親友の一人マテオ君が入って来た。女の子の数も増えたそう。去年は、クラスに女の子が5人しかおらず、特別、彼の関心を惹く子がいなかったので、ちょっと期待を込めて、
― かわいい女の子いた?
と訊くと、
― いない。でも、ぜんぜん、かまわない。

女の子といえば、去年のクラスの成績優秀者3人がそのまま残ったので、今年も彼の女性関係は成績争いになるらしい。マテオ君が
― おれも競争に加われるかもね。
と、男性軍の援護に入り、やれやれ、今年もあまり浮いた話のない一年になりそうです。

 

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お姉ちゃんの方は、どんなクラスに入れられるかが心配でした。
去年は、うるさくて子どもっぽくてお馬鹿さんの多いクラスに入れられて、一年中、ご不満だった娘。それもこれもドイツ語やラテン語やヨーロッパ・クラスや科学クラスのような選択授業をひとつも取らなかったためだと考えた娘は、とくべつ勉強したいわけでもないギリシャ語を選択希望して、なんとか不運から逃れようとしていました。

というのは、フランスの中学は、メインの教科のほかに、随意の選択授業があって、やりたい子どもは色々なものが学べ、やりたくない子は基礎教科だけにすることができるのです。そんなわけで、我が家でも、余力のある息子は第六学級(中学の1年目)からドイツ語をやり、第五学級(2年目)でラテン語を入れ、来年の第四学級では、週1で英語で歴史かなにかの授業をするヨーロッパ・クラスを選択させるつもりなのですが、勉強が苦手だった娘には、日本語を外でやっていることだし、過剰な負担はさせない方針で、選択授業を取っていなかったのです。
そうすると、時間割の調整から不可避的に、選択授業を取る子どもが固まってしまうので、とらない子も固められてしまう。すると、勉強のできる子、できない子でクラスを分けたような形になってしまうのは、少々、仕方のないことなわけです。

ところが娘は、自分はさておき、どういうわけか友だちといえばドイツ語、ラテン語選択者、ヨーロピアン・クラス、科学クラスの子ばっかり。でも、いまさらラテン語クラスには入れないので、ギリシャ語をどうしてもやる、と言う。
ところが、フランス語と馴染みが深く、アルファベットを使うラテン語ならともかく、文字から学ばなくてはならないギリシャ語を、中学最終学年で始めようという生徒は数少なく、ギリシャ語クラスは成立しないという噂が流れ・・・

― 悪い予感がする。
と、お姉ちゃんが帰ってくる前、弟が言いました。

そのとき、ドアが開いて
― シャルルとジュリエットと同じクラス! ジュリアもリザもいる! 夢みたい!
絵の上手い子、みんな同じクラス。競争になるかも。

と、大喜びで帰って来ました。(どの子もこの子も、競争って、意外に楽しいのかな?)

ともかくこれで一安心です。

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お姉ちゃんの方は余談があります。中学最終学年では、うちの学校には転校生がむしろたくさん入って来るようです。ストラスブールから引っ越してきた子というのもいますが、近所の公立名門校パストゥールから何人も来るのです。

フランスの学校は高校も基本的に学区制なので、モーロワの卒業生は三分の二が高校からパストゥールに行きます。だから、今年モーロワに来ても、来年はパストゥールに戻るのに、なんで来るのか???
そこでピンと来ました。
パストゥールが中学のランク付けを良くするため?

このランク付けは、中学卒業時の中卒免状試験の成績で決まります。中卒免状は、だいたい誰でももらえるのですが、それでも90%合格か、85%合格か、というようなところで差がつけられます。また、合格者のなかに、どれだけ「mentionつき」、つまり高得点合格者の割合が多いかも中学の評価につながるようです。Mentionは、12点から14点未満がassez bien14点以上16点未満が bien16点以上が tres bienで、これも半数以上の生徒がもらえるのですが、学校によって、90%から60%と開きが出るわけです。
うちの子たちの学校は65%から70%くらいですが、パストゥールは80%台。

だいたい、考えてみれば住んでいる場所によって中学校が決められるのに、同じ町の中でそんなに大きな差が出るわけがないのです。成績のいまいちふるわない生徒を最終学年でモーロワに出してしまうことによって、パストゥールのパーセンテージが維持されている…
のかなあ、と思いました。

2014年3月22日土曜日

『私の欲しいものリスト』とブラスリー「モラール」

ちょっと前、2月初めのことですが、去年の夏前からやっていた仕事が本になりました。

 
グレゴワール・ドラクールのベストセラー小説、La Liste de mes envies の翻訳、『私の欲しいものリスト』(早川書房)です。宝くじに当たった40代後半の女性が主人公。180万ユーロ〈2億5千万円くらい〉当たったら、自分ならどうするか、考えながら読むのも面白いと思います。まだ新刊で出ているので、本屋さんで見てみてください。

さて、そのヒロインが、お金があったら、亡くなったお母さんに何がしてあげたいかと考えながら、連れて行きたいと思ったパリの「牡蠣で有名な」ブラスリー、「モラール」。ひょんなことから、その店に昨日、行きました。
 

先週、私の音楽の先生が「これ、行かれないから」と差し出したコンサートの招待状。ちょうど誕生日で、夫の事務所のすぐそばにあるブルガリア文化センターなのでありがたくいただいて来ました。ひどくお手軽なお出かけになりましたが、ベートーヴェンのソナタ27番とシューベルトのソナタD960を聴いた後、「この近くならあそこかな」と夫が連れていってくれたのが、耳に覚えのあるお店だったのです。

牡蠣はきれいな緑色をしていてとても繊細なお味。牡蠣の好きだった父を思い出しながらいただきました。

 




クリスマスに家で食べたのよりも大きなオマール、カナダから来たそう。



デザートはシュークリーム。これもお父さんの好物だったなあ・・・ 小ぶりとはいえ、4つはさすがに無理。2つでお腹いっぱいになりましたが、美味しいので3つまで食べて降参。昼にプールに行って運動した分がチャラに。




前にも連れて来たことがあると夫は言うのですが、私はまったく覚えていません。『私の欲しいものリスト』に出て来たことですっかり嬉しくなった今回はしっかり記憶に刻みました。
アールヌーヴォーの内装も有名だそうです。
 
 
 

2014年3月11日火曜日

飛行機が飛ばなかった夜


 32日の夜10時ごろ、東京から昼の便でパリへ戻るはずだった私は、乗った飛行機が整備不良で、何時間も座っていた挙句に降りる羽目になり、送り込まれた日航ホテル成田の中華レストランで定食を食べていた。

 テーブルには娘と息子のほかに一人、穏やかな笑顔の女性がいた。いったんは預け入れたスーツケースをまたずるずると引き取って、ホテル行きのバスを待っているとき、「よかったらこれ、いかがですか、お子さんたちに」と、おにぎりを分けてくれた優しい人だ。「子どもに持って帰るつもりで買ったんですけど、明日になると食べられないから」。彼女はそう言ったけれど、それがたった今、わたしたちのために買って来てくれたおにぎりであろうことは私には分かった。機内で混乱していたとき、家族に電話したいという彼女に携帯電話を貸してあげたので、お礼のつもりだったのだろう。搭乗前に空港のレストランで食事をしてから、もう8時間は経っていた。私はありがたくいただいた。

 そんな縁で、もう今にも閉まりそうなレストランで、夕食をごいっしょしていたのだった。うちのよりも年上の子どもを三人、ドイツで育てたという女性だった。子どもの日本語や学校のことで話ははずんだが、そのうちに、ちょうど今回の日本滞在中に起こった、東京の図書館でのアンネ・フランク関係の本のページが切られる事件が話題になった。

― 私はどうも、あれは最近の日本の右傾化を快く思わない人たちが、警告のためにやっているんじゃないかと思うんです。

 私は一瞬、なんのことやら分からなかった。

― それはまたどうして?

― 3年前の震災以来、日本は右傾化していますでしょ。私自身、自分が右傾化したなと思うんです。日本人がほんとに辛い目にあって、がんばっている。それでもう、昔のようではいられなくなりました。

― というと?

― ほら、昔はね、学校でも教えられたし、日本は中国や韓国の人に悪いことをしたって。そう思ってましたでしょ。そういうふうに簡単に思えなくなりました。私たちだって必死なんです。でも、そういう傾向に反感を持つ人たちが、外国に知らせようとしてやっているんじゃないでしょうか。

― ???

― 慰安婦問題をナチスと同じのように言うでしょう? でも、慰安婦問題はナチスとは違うんですよ。

― それはまあ、違うでしょうね。

― でも同じだって言う人たちは、慰安婦問題のことで日本をナチスと同一視して。

― けれど、アンネの日記を切り刻むのは、外国人に対して排外的なナショナリストがやっている、と考えることもできるのでは?

と、私は言ったけれども、確信はなかったし、その話題はそこで切り上げた。

 彼女の話は私に深い印象を残した。

 論理的には間違っている、なんだか滅茶苦茶なような気がしたけれど、なにか私の知らない真実を明かしているような気がしたのだ。

 ひとは誰でも気の合う、話の通じやすい相手を自然と選んで友だちにするので、ふと気がつくと自分と感じ方、考え方の似た人間ばかりに取り囲まれている。不思議なことに、20年、30年も音信不通だった友だちでも、再会するとやはり話は通じやすく、まったく意見交換していなかったのに、昨日別れたばかりのように共感できたりする。そんなことにばかり出会っていると、自分とまったく感受性や思考パターンの違う人間がいることを忘れてしまう。ひょっとすると、自分たちのほうが、少数派であるのかもしれないのに。
 飛行機が欠航になって成田のホテルで一夜を明かすような機会でもなければ、こんな話を聞けることはまずないのだ。

  9・11がアメリカ人の間にナショナリストな感情を惹き起こしたように、3・11は日本人をナショナリズムに向かわせたのかもしれない。そう、私だって、あの日、津波にさらわれた同国人、個人的には誰一人知人のない同国人のために涙を流した日以来、原子力災害を抱えた母国を見つめて以来、私の出身国のことを、以前より余程考えるようになった。自分を日本人だと思い、住んではいない私の国のことを深く心配するようになった。あの日、私にとって、世界は変わってしまった。

 私はナショナリストになったわけではないが、同じような母国への絆によって、ナショナリズムの方に引き寄せられた人たちが沢山いるのかもしれない。それはどこかでなにかが間違って繋がってしまったのではないかと、私には思えるのだけれど、それはそれでよくあるパターンなのかもしれない。

 数日後だったか、斎藤美奈子がコラムで「自虐は余裕のあらわれである」というようなことを書いていた。なるほど。「自虐史観」は余裕の表れであったのか、と思った。「自虐」ではなく「自己批判」だと私は思うけれども、それは措く。長く不況に襲われた末に地震・津波という最大規模の自然災害と原発苛酷事故という未曾有の人的災害に見舞われた日本は、自分を批判的に見つめる余裕を失ったということなのだろうか。

 そういう面はあるのかもしれない・・・ 

 私はそんなことを私に考えさせてくれた彼女のことを思いだす。彼女はほんとうに優しい良い人だった。私たちに遠慮させないようにと、「明日になったら食べられないから」などと口実を作るような、心遣いの細やかな人だった。そういう人が、「慰安婦問題でいつまでも悪かったと言わされるのは嫌だ」「日本は悪くない」と、世の右傾化を歓迎する心象を持っているのか、と、私は驚きのような悲しみのようなものを感じたのだった。

翌日、経由したモスクワ空港で。BURGER KING と書いてある。

 

2014年2月9日日曜日

都知事選が終わって


都知事選が終わった。多くの人と同じように、枡添当選の報にがっかりした。

でも、宇都宮さんの事務所や支持者たちが明るいのは救いだ。投票率が46,14 と、昨年の62,6020%も下回り、昨年の得票の一部が細川候補に流れるなかで、得票数を伸ばしたのだから、健闘したと言えると思う。新しい票を掘り起こすのに成功したのだ。もっと選挙期間が長かったら、もっと公開討論会があったら、結果はもっと伸びていたかもしれない。

脱原発運動の人たちの多くが細川氏を支持して去ってしまったのは残念な事件だったけれど、怪我の功名か、なんとなく選対が若返ったみたいで、ポスターなどもはっとするようなセンスの良いものが出てきたし、ネットの使い方も上手だった。「東京デモクラシー始動」というスローガンに共感する。この選挙で宇都宮さんの周りに新しい民主主義の運動が育っているのだ思うと希望がわく。 

細川氏と小泉氏が脱原発を唱えて参戦したのも、画期的なことだったと思う。多くの人が言うように、市民運動や左翼でない、保守系の政治家たちが大々的に語ることで、脱原発を口にすることが、一般的なこととして公認されるようになったのはとても良いことだった。細川さんは当選はできなかったけれど、こちらも選挙運動を通じて、今後に影響する流れができたのであれば素晴らしいと思う。政界再編があることを期待したい。

脱原発系候補の「一本化」ができなかったことを残念に思う人はたくさんいると思う。けれど、どちらか一人の候補にしたら二人の獲得した票を単純に足した得票数になったとは限らない。他へ流れる票が必ず出ただろう。「一本化」は、所詮、無理だったのではないかと私は思っている。広く脱原発の方向は同じでも、他の政策は真っ向から違うものもあるし、脱原発にしても、やろうとしていることの力点の置き方は違っていた。共闘が絶対に不可能と言うわけではないけれど、それをするには、長い時間と労力をかけて話し合い、交渉する必要があっただろうし、互いに後ろについている勢力のことも考えると、妥協点を見出せなかった可能性が高いと思う。「一本化」の夢を見た者たちの思いをよそに、候補者同士はそのことをよく分かっていたのではないか。願わくは、脱原発派の分裂が後にしこりを残さないことを。と言っても、難しいかもしれないけれど。

「一本化」騒動を目にして、私は、フランスのように二回投票制であったら問題は起こらないのにと思った。一回目の投票で50%以上獲得した候補がいなかった場合、上位2名で決選投票をするのだ。第一回投票から決戦投票までの1週間ないし2週間の間に、3位以下の候補は自分に投票してくれた有権者に対して、決戦投票での投票行動の指示を出す。もちろん有権者は指示の通りに投票する義務はないのだけれど、従う数も多いので、第一回投票で獲得した票数は、3位以下の候補が決戦投票に残ったライバルに対して影響力を及ぼす力になる。そこで政策や、あるいは当選後のポストなどの交渉が行われるわけだ。この方式は、第一回投票で自分の推す候補が落ちてしまった場合、有権者が次善の選択をすることを可能にするので、死票の数が少なくなる利点はある。

 まあ、今回の都知事選の場合は、決戦投票があったとして、全細川票が宇都宮候補に流れるとは思えないし、また仮にそうなったとして、さらに家入票その他を集めて対抗しても、枡添単独票に田母神61万票が合流すると考えると太刀打ちできないだろう。誰が入れているのか分からない枡添氏の組織票も手ごわいけれど、積極的支持を集めて獲得されている田母神氏の61万票も、私には、不気味な脅威である。

 私自身にとっても、自分のスタンスを考えるきっかけになった選挙だった。私は選挙戦を通じて、宇都宮候補への支持を固め、それは私にとって経験といえるようなことだったのだけれど、それは私的なことなので、また別に上手に書けたら書いてみることにする。

2014年2月7日金曜日

「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」のメッセージをシェア

東京都知事選、街頭の演説会にはまったく人が集まっていない舛添要一候補が、各社調査ではなぜかトップを走っていると伝えられています。

女性やお年寄りに差別的な舛添氏への投票を女性と心ある男性有権者は阻止してください。

舛添さんの得票が減れば、2位、3位につけている候補者の当選の可能性が出て来ます。拡散をお願いします!
http://masuzoe.wordpress.com/

昨日お知らせした「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」*から、メッセージが届いているのでお知らせします。

*「女は生理のときはノーマルじゃない((BIGMAN1989年10月号「増殖マドンナ議員は日本をダメにするか!?)」といった女性蔑視の発言をはじめとして、舛添氏はこれまで様々な暴言・失言を繰り返してきました。海外でこのような発言をしたら、すぐさまバッシングの嵐、即退陣となるレベルの、人間性が疑われる発言ばかりです。 こんな女性観を持っている男性が都知事になったら、福祉・雇用・女性活用・子育て、全ての政策が後退するのは間違いありません。 私たちは、舛添氏が都知事になることは受け入れがたく、舛添氏の女性蔑視発言を中心に、彼の発言や行動についてより多くの女性に知ってもらうべく立ち上がりました。



舛添要一を都知事にしたくない女たちの会に賛同してくださったレディのみなさま

賛同ありがとうございます!
本日、女たちの会で記者発表をして、十数名の記者が来てくれました。
参加した木内みどりさんやたまぴよさんのツイキャスでその様子を見ていただくことができると思いますので、ぜひご覧ください!

木内みどりさんツイキャス
http://twitcasting.tv/kiuchi_midori/movie/37547540

たまぴよさんツイキャス
http://twitcasting.tv/tamapi_yo/movie/37545843

そして、FACEBOOKやツイッターでも非常に大好評をいただいている“女たちの会”でつくったポスターですが、ネットの中だけではなく、今にも舛添に投票しそうな東京都民にこそ見てもらう必要があります。ですから、このポスターを印刷して、身近な人たちに渡してください。
http://masuzoe.wordpress.com/2014/02/06/posters/


今日の記者会見の資料はこちらです。
メディアのページ
http://masuzoe.wordpress.com/2014/02/05/media/


さらに、もっと活動したいという方は電車の中での“舛添うわさ大作戦”&“ブックカバー大作戦“などなど
ぜひぜひいろんな形で舛添氏の実態を知ってもらいましょう!
http://masuzoe.wordpress.com/2014/02/05/daihon/

いまだに各社調査ではなぜかトップを走っているという舛添氏ですが、あと3日で大逆転をねらいましょう!
ぜひぜひ拡散をお願いします!
http://masuzoe.wordpress.com/

舛添要一を都知事にしたくない女たちの会 有志レディより♥

2014年2月5日水曜日

「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」より賛同募集

舛添要一都知事候補は、女性有権者に人気があるような報道がありますが、都知事候補になる以前は、ひどい女性差別発言を繰り返していたのをご存知ですか?

知らずに一票を投じてしまう前に、一人でも多くの女性に知っていただきたいと思い、今朝、送られて来たメールをシェアします。読んでください。転載、歓迎します。
以下、送られて来たメールのコピー。
 
************************************************************
 
 
 
至急!!!  <転送・転載歓迎>   【重複ご容赦】
 
みなさま、
 
都知事選候補、舛添要一はひどい女性差別発言を繰り返しています。
怒った女性が「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」を立ち上げ。
本日午後記者会見予定。至急賛同人を集めます。
私も早速次のようなコメントとともに登録しました。(コメントはなくてもOK)
 
『石原元知事に続いて、醜い差別用語を、とくに女性や高齢者に対しても平気でふりまくような方を、もう都民は許さないでしょう。知性で批判できないがため、感情的な発言になるものと思います。厚労大臣経験だからと、だまされてはなりません。福祉はどんどん切り捨てられていくことが目に見えています。』
 
まずはこの“ヘイトスピーチ”をご覧ください
 
6日を過ぎてもどんどん拡散を!
都民でなくてもOK.年齢問わず。
よろしくお願いいたします。
東井
 
-----Original Message-----
Subject: 24時間で入会者1000人集めるぞ:舛添要一を都知事にしたくない女たちの会
 
下記緊急プロジェクトを立ち上げました。入会(全国の女性)と拡散(男性も)をお願いします!
 
201426日(木)午後に議員会館で立ち上げ記者会見を行う予定のため、「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」への入会者を緊急に集めています!
 
 
 
千人万人の名前が集まれば、メディアや世論に対し、大きなインパクトを与えることができます。既に昨日立ち上げた上記サイトは15時間で3000アクセスを達成しており、勝機はあります!
 
◆◆◆◆ご協力頂きたいことは下記3点(男性にもできることあり!)◆◆◆◆
 
【1】女性の方(居住地問わず)はこちらのフォームから今すぐ入会を!
フォームとかよくわからない!という人はメールでお名前と肩書きを送って頂くだけでもOK
 
【2】拡散する
<ツイート文例>
24時間プロジェクト!「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」が発足!26日(木)午後の議員会館での立ち上げ記者会見(予定)に向けて、入会(賛同)者を緊急募集中!都外の女性も可!1万人集めてメディアと世論を動かそう!
 
【3】有名人女性入会者集め:私はネットワークがないのでみなさんおねがいします!
 
とりいそぎ!
24時間集中プロジェクトなので楽しんでやりましょう!!!
 
あきやまももか
 
 
***********************************

「舛添要一を都知事にしたくない女たちの会」には、私も入会し、以下のような賛同メッセージを送りました。
 
「私は女性蔑視発言を繰り返している舛添氏に、日本の首都、東京の知事になって欲しくありません。東京の女性が生きにくいと思いますし、国際的にも恥になります。」

私が都民の方に、舛添さんに投票してほしくないのは、女性差別だけが理由ではありません。良かったら、前回の投稿も読んでください。

2014年2月2日日曜日

都知事選まであと一週間 都民の方へ


東京都知事選まで後一週間。
もしこのブログを覗いてくださるあなたが、投票権を持っている都民の方だったら、そしてもしも、なんとなく今度は舛添さんではないかと思っていらっしゃるなら、ちょっと話を聞いてください。

舛添さんは、今の自民党政権が支持している候補です。舛添さんを勝たせるということは、今の政府のやっていることに「いいぞ、問題ない、このまま行け」というサインを送ってしまうことになります。

あなたは最近、与党が言論の自由を奪う特定秘密保護法を、世論の圧倒的な反対も顧みず、充分な議論も尽くさずに、ゴリ押しで成立させた、あのやり方に賛成ですか? 
近隣諸国ばかりでなく、国際世論、しかもアメリカさえも憤慨させながら、靖国神社参拝をした首相の思慮のない行為を肯定しますか?
世界最大規模の原発事故を起こして収束の目処も立たないこの地震大国で、まだ原子力発電所を再稼働させ、その上海外輸出までしようという政権を支持できますか? 被害者の救済もできず、日々、食物を汚染し、世界の空気と海を汚染し続けていることを考えてください。

もし、支持できるなら、何も言いません。

でも、それはちょっと違う、とお思いになったら、舛添氏とは違う候補への投票を考えてみて下さい。この選挙は、あなたの意思で政治を変えるチャンスです。

あなたがもし、原発だけはやっぱり止めなければと思うのであれば、細川さんへの投票を考えてみてください。細川さんを応援している小泉元首相は、「原発以外は誰がやっても同じ」と仰っています。ということは他の点では舛添さんとあまり違わない政治になるのではないかと思いますが、ともかく、細川=小泉の元首相コンビが、脱原発に本気なのだけは確かだと思います。元首相の誇りにかけても、与党に圧力をかけて原発ストップだけは実行してくださると信じます。細川氏に一票投じることは、既に申請されている原発の再稼働をストップさせる力になるでしょう。

脱原発はもちろんですが、石原=猪瀬都政下で東京は生きにくくなった、という感じを抱いているのであれば、宇都宮さんへの投票を考えてみてください。宇都宮さんは、具体的な政策を沢山持っています。たとえば認可保育園を増設して安心してお母さんが働けるようにする政策を保育士を増やすこと、保育士の待遇改善とセットで考えています。法定最低賃金を諸外国並みに上げて、労働者を守ること。原発事故で東京に避難している方たちへの援助。大株主として東京都が東京電力の原発再稼働に反対すること。ソウル・北京・東京と都市レベルで友好を求める外交を行うこと、他にもいっぱいあります。是非、HPhttp://utsunomiyakenji.com/policy/#box04をご覧になってください。あなたが密かに希望していることにも回答が用意されているかもしれません。ヤクザにもひるまず率直に話をし、アメリカの妨害にも敢然と立ち向かい、多重債務者救済の法律を与党議員も動かして作らせた宇都宮弁護士は、政策が具体的なだけでなく、政策実行能力もある方だと思います。

なんとなく舛添さんに投票しようと思っている方は、ほんとうに都政を任せられる人であるかどうか、政策をじっくり検討してみてください。舛添氏が強力に押している国家戦略特区は、企業、特に外資が活動しやすくして経済を活性化させるそうですが、こういう内容です。

雇用の規制緩和や混合診療などの医療規制の緩和、道路や上下水道事業など公共インフラ運営に株式会社参入や、株式会社による公立学校運営。5年以上非正規雇用なら正規雇用への転換を義務付ける労働契約法を見直し、要件を満たせば、延長や解雇を可能する。規制は取り払い同一労働同一賃金を目指す。混合診療の枠を拡大し、高額医療に一部医療保険の適用を認める。

同じ「保育園待機児童ゼロ」を言っていても、規制を緩くして、一人の保育士さんが多人数の子どもの面倒をみる、というような悪環境での保育でよいかどうか、企業はたしかに優遇されても、働く人は使い捨てのような状況になってよいかどうか、景気と雇用のプラスマイナスを天秤にかけて、よく考えてみてからにしてください。

街頭演説にさっぱり人が集まらない舛添氏の「圧倒的勝利」が、なぜか予想されていますが、選挙は当選だけがすべてではありません。有権者の意思を表す機会なのです。たとえ、自民党の推す候補が最終的に勝ってしまっても、脱原発候補二人の得票数が、舛添候補の得票数を上回れば、東京都民の民意は脱原発であることが示せます。

あなたの一票をムダにしないでください。