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2013年9月29日日曜日

パンプキン・フランのレシピ


秋ですね。


パンプキン・ケーキのレシピをブログに載せてからなんともうすぐ一年…

「次はフランを作ります。乞う、ご期待」と書いたことをすっかり忘れていました。

 それで、作ったのがこれです。

 

 

パンプキン・フラン

材料(6人分)

市販のタルト生地 1本 (なければ自作)
卵3個
砂糖100g (甘さ控えめなので、甘い方がよい方は120g
コーンスターチ 25g
小麦粉 25g
牛乳 250cc (かぼちゃのピュレに水分があまりないときは、牛乳の量を増やしてください。)
塩入りバター ひとかけ
バニラ 小さじ半分
かぼちゃのピュレ 250g
 

1、      かぼちゃのピュレを作る。皮と種をとったかぼちゃを切って少量の水といっしょに鍋に入れ、火にかける。柔らかくなったらミキサーにかける。

2、      オーブンを180度に温め始める。

3、      タルト生地を直径28センチの型に広げて冷蔵庫に入れておく。

4、      ミルクとバターを鍋にいれて火にかけ沸騰させる。

5、      ボールに、卵と砂糖とバニラを入れて撹拌する。

6、      にコーンスターチと小麦粉を加えて混ぜる。

7、      にかぼちゃのピュレを加える。

8、      に4のミルクを少しずつ加えながら泡立て器で混ぜる。

9、      を鍋に戻し、火にかけて、少しもったりしてくるまで、底が焦げ付かないように絶えずかき混ぜる。

10、少しとろっとしてきたら、冷蔵庫に入れてあったタルト生地を敷いた型に流し込み、オーブンに入れて35分から40分焼く。

 

 いきなり変化球でオリジナルの「パンプキン・フラン」でしたが、ふつうのフランが作りたいときは、牛乳が500cc、コーンスターチと小麦粉はそれぞれ40gになります。
 

 
 フランというのは、日本では意外に知られていませんが、フランスでは、田舎町や気取らないパン屋さんで売られていて、気取ったお店では売っていないような実に素朴で庶民的なお菓子です。カスタードクリームを固くしたような感じで、見かけも無骨だし、長年の間、私はまったく心惹かれませんでした。

 ところが、ドイツに住んでいる従姉のご主人のベルギー人(ややこしい)が、これが好物で、「昔、フランスで食べたあのお菓子が忘れられない、レシピを教えてくれ」と言うので、食べたこともないお菓子のレシピを、あっちこっち探して見つけて送ってあげたのです。

  すると今度は「レシピ通り作ると二層に分離してしまう。どうしたらいいか」と来た。仕方がないので、分離しない方法を見つけるために、自分で試作するはめに。

けれど作ってみたら、これが美味しくて家族にも大ウケ。以来、私のお菓子レパートリーに入りました。

  だから9番の、「鍋に戻し、火にかけて、少しもったりしてくるまで、底が焦げ付かないように絶えずかき混ぜる。」というところは、分離させないコツなんですよ。
 
 でも、やらなければ下が羊羹のようにもちっとし、上がシブーストのようにふわっとした二種類の食感が味わえる、フランとはまた別のお菓子になりますから、お好きな方はそれもいいかも。二層に分かれたところがまた、おしゃれかも。私は失敗作のほうも、好きです。

 パンプキン・ケーキのレシピと合わせて、お楽しみください。

2012年10月2日火曜日

パンプキン・ケーキのレシピ



もう10月。パンプキン・ケーキを焼きました。

娘のバレエの待ち時間、いつものスターバックスに入ったら、お奨めが「今週のコーヒーとパンプキン・ケーキ」。ああ、もうそんな季節だな。アイディアだけいただいて、翌日、自分で作ってみました。

自慢は、レシピがなかったので自分でレシピを考えたところ。
準備したのは、いつも焼いてるバナナ・ケーキのレシピと、にんじんケーキのレシピ、そして以前に訳した絵本、『ハロウィーンってなあに?』に出ていたかぼちゃのタルトのレシピ。
この三つを混ぜ合わせてできた、マイ・レシピはこれ。


バター 100g
砂糖120g
小麦粉120g
ベーキング・パウダー 一袋(11g)
卵2個
かぼちゃのピュレ 250g
シナモン (いっぱい)

1. オーブンを180度に温め始める。
2. かぼちゃのピュレを作る。皮と種をとったかぼちゃを切って少量の水といっしょに鍋に入れ、火にかける。柔らかくなったらミキサーにかける。
3.ボールにバターと砂糖を入れ、ハンドミキサーでクリーム状になるまで混ぜる。
.3に卵をひとつずつ割りいれ、ハンドミキサーで攪拌して混ぜる。
.4にかぼちゃのピュレとシナモンを混ぜ入れる。シナモンはけっこうたくさん入れます。量を計っておかなかったけど、大匙2杯くらいかな。好みでもっとでも。
小麦粉とベーキングパウダーをいっしょにしたものを粉ふるいでふるいながら入れ、へらで混ぜ込む。
パウンド型に流し込み、オーブンに入れて45分。

とってもふわっと柔らかく、シナモンの良い香りがして、かぼちゃ嫌いの夫が中身も知らず「うまい、うまい」とほくほく食べてくれました。よかったら作ってみてください。

うちにあったかぼちゃは700g強あったので、皮をとったらおよそ500gと考え、できたピュレの半量を使いました。日本のかぼちゃは水分が少ないので、茹でるときに水を多めにしてください。これは、『ハロウィーンってなあに?』を訳したときに、日本では手に入るかぼちゃの種類が違うのでレシピを加減しなきゃと何度か試作したんだったな。

実はかぼちゃのタルトは、日本のかぼちゃで作ったほうが美味しいものが作れます。フランスのべちゃべちゃしたかぼちゃではダメだと、アメリカ人ママも嘆いていましたが、このピュレとフランのレシピを使って、今度はタルトに挑戦です。乞う、ご期待。