2016年9月7日水曜日

映画 Frantz

今日、封切りになったFrançois Ozon監督作品、Frantz。



この前の日曜日に、シネクラブの試写会で観ました。

久しぶりに面白いと思ったフランス映画でした。

予告編を観ても、雰囲気しか分りませんが、なにかは感じられるはず。

本筋とは外れるところなので、バラしてもよいと思う、印象に残ったセリフは、

訪ねて来たフランス人を家に迎え入れたことを非難された、戦争で死んだフランツのお父さんが、仲間のドイツ人親父たちに言う

「我々が息子たちを戦争に送ったんだ。彼らがフランス人を殺すと、我々は乾杯した。我々の息子が殺されたとき、フランス人は乾杯していた。我々は、自分の息子の死に乾杯していたんだ」

こういう意識は、日本人だけじゃなく、戦後のヨーロッパ人にも共有されているのだなと思いました。ヨーロッパ人はそういう意識は特に強いのかもしれません。私の訳した『そらいろ男爵』も似ているところがありました(第一次世界大戦の話だしね)。

古いフランス映画みたいだけど、やはり今、作られたという納得もゆく、佳作です。
日本でも公開されるといいと思いました。

映画の半分くらい、ドイツ語です。
あまり難しい会話でないので、ドイツ語勉強しているヒトは楽しめるかも。

2016年9月5日月曜日

パリ短歌イベント落選作品

見つけたりオスマン通りの屋根裏に隠れ居たりしスーパームーン

おととい、パリ短歌イベントというのがありました。
今年の春ごろから縁あって、パリ短歌クラブというのに参加しているのです。

題詠は、パリあるいはフランスを詠み込んだ歌ということで、私は上にあげた作品を詠みました。

74首応募があって、私のには2票しか入らず、みごとに落選。

ちなみに、受賞作品はこちら

さて、こんなことを書いてブログを再開。
あまりにも間があいてしまって、いつまでも三宅洋平がトップに出てくるのでは困るものね。
ちゃんと書こうと思うと、時間がとれずに書けなくなるので、
これからは短くても頻繁に、を心がけようと思います。