2018年12月1日土曜日

プレイエルのマリア・カラス

昨晩、サル・プレイエルでマリア・カラスを聴きました。ホログラムで蘇生された歌姫は、ものすごくリアルであると同時にどことなくこの世のものでない空気を漂わせ、指揮者から花を受け取ったかと思うと、照明が暗くなると同時に消滅したりして、本当に美しかった。コンサート・ホールで聴くカラスの声は、CDで聴くよりも豊かに私には聴こえました。周りの人たちは「一回見るぶんには面白いけど、気持ち悪いね」と言って、拍手をしない人もかなりいたようですが、私は墓の彼方のディーヴァに惜しみない拍手を送りました。マイケル・ジャクソンもすでにホログラムになっているそうだし、こういうテクノロジーが生まれたことは色々なことを考えさせますが、私たちが映画とともに生きてきたように、これからの人たちがホログラムとともに生きても不思議はないかなと思います。(ただ、こんなに電力エネルギーを使いすぎる生活を続けていると地球が滅びてしまうかもしれないからどこまで可能かという別の問題はあるけど。)


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