2012年10月25日木曜日

『郊外少年マリク』発売のお知らせ



私の訳した『郊外少年マリク』(マブルーク・ラシュディ著)が、今朝、届きました。

 

明日26日、書店に並びます。見かけたらどうぞ手にとってください。

どんな本か、知りたい方は、作家、中島京子氏による解説をどうぞ。


さらに詳しく知りたい方は、訳者あとがきをどうぞ。

 この本を出すのはほんとうに大変でした。「翻訳文学は売れない」「フランス文学は売れない」「ベストセラーになってない」「賞をとってない作品は売れない」「映画化もされてないから売れない」
それを押し切って出した作品です。売れないと刊行を決行した編集部の立場は悪くなり、翻訳文学はますます未来を閉ざされてしまいます。

良質の海外文学が紹介される機会を奪われないために、と言ったらちょっと大げさかもしれませんが、面白いと思ったらでよいですから、どうぞ購入してご協力ください。
きっと楽しんでいただけると思っています。

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