『文學界』2月号に、『郊外少年マリク』の著者、マブルーク・ラシュディの書き下ろし短編「プリンスの鏡」を訳出しました。
日本の雑誌が海外の作家に直接、書き下ろしを依頼するというのは珍しいことですが、この小説、この意外な企画が生きた作品になっています。訳者にとっては、訳し甲斐のある、なかなか楽しい仕事でした。日本語になりにくくて苦労もしましたが。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/
この号にはラシュディと並んで、
美徳 書き下ろし海外小説 董啓章 藤井省三 訳
包囲 翻訳 タマシュ・ドボズィ 藤井光 訳
が掲載されていて、いずれもとても面白いです。この号にはラシュディと並んで、
特集も面白そうでしょう?
なにしろ2月号。今はもう日本では2月1日。もうすぐ、店頭から消えてしまうと思うので、まだお読みになっていない方は是非、本屋さんへ!
自分の仕事を宣伝しないでいったいなんのブログでしょう!!!
けれどひとつ言えるのは、雑誌が届かなかったんです。父の葬儀を済ませて戻って来たフランスに届いているかと思ったらまだで、遅れているのだろうと待っていたら20日になってしまったんです。それでも届かないので問い合わせたら、間違いがあって送られてなかったそうで、編集者さんが急いで送ってくれて届いたのが一週間前。
しかもいざブログに載せようと思ったら、カメラが壊れていて写真が撮れない。このカメラ、去年の11月に買ったのに、バッテリーがだめになっていて充電できないんです(泣)。でも、とても幸運なことに、東京の友人が撮ってくれた写真があるので、お借りしてアップしました。
ですから、やはりお知らせが遅れたのは、情状酌量の余地なし、ただただ私の怠慢なのです。
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