この前の日曜日に、シネクラブの試写会で観ました。
久しぶりに面白いと思ったフランス映画でした。
予告編を観ても、雰囲気しか分りませんが、なにかは感じられるはず。
本筋とは外れるところなので、バラしてもよいと思う、印象に残ったセリフは、
訪ねて来たフランス人を家に迎え入れたことを非難された、戦争で死んだフランツのお父さんが、仲間のドイツ人親父たちに言う
「我々が息子たちを戦争に送ったんだ。彼らがフランス人を殺すと、我々は乾杯した。我々の息子が殺されたとき、フランス人は乾杯していた。我々は、自分の息子の死に乾杯していたんだ」
こういう意識は、日本人だけじゃなく、戦後のヨーロッパ人にも共有されているのだなと思いました。ヨーロッパ人はそういう意識は特に強いのかもしれません。私の訳した『そらいろ男爵』も似ているところがありました(第一次世界大戦の話だしね)。
古いフランス映画みたいだけど、やはり今、作られたという納得もゆく、佳作です。
日本でも公開されるといいと思いました。
映画の半分くらい、ドイツ語です。
あまり難しい会話でないので、ドイツ語勉強しているヒトは楽しめるかも。
恐れ入ります。上記のブログ内容と無関係な事をお尋ね致します。(「言語」のブログにコメント出来なくなっておりますので。)『赤旗 日曜版』2016年10月16日付け、6面「風の色」にお書きになった、木の意識・心と言語と助け合いを示した「最近の研究」の典拠をお教え頂けますでしょうか。小弟はステファノ・マンクーゾ『植物は<知性>をもっている』しか、それに似た研究を知りません。
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